Ads by Google



上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


--/--/--(--) スポンサー広告

森進一歌う阿久悠の「悲恋・情念」



 今年の紅白歌合戦で、森進一は「北の蛍」を歌う。阿久悠さんの代表作のひとつで、女の悲恋・情念をわずか26行の詩に私小説のごとく封じ込めた。

 かきむしられるような想いの詰まる胸。乳房を破って、女の化身である赤い蛍が、どこまでも男を追いかけてゆく。ストーカーどころではない、ゾクッとくる詩が歌の世界に引き込む。

 さまざまな試練があった森がどう歌うか見どころの1つだ。

 阿久さんに取材したときに「世の中に秩序があった時代だからかえって、不良や不条理の世界がいくらでも描けた」と話していたことを思い出す。

 今年の日本の歌をざっと振り返る。同じ趣味の仲間内でしかわからない“等身大”の世界を“タメ口(グチ)”で押しつけるシンガー・ソングライターが肩で風を切っている。それらを好きなようにパソコンからダウンロードする日常から、大衆の心をつかむ歌など永遠に生まれないだろう。

 阿久さんというとピンク・レディー沢田研二桜田淳子などがパッと頭に浮かぶが、森に対しても実に70曲近い作品を残している。

 「北の蛍」をはじめ、「さらば友よ」「東京物語」など厳選16曲を収めた「阿久悠作品集」(ビクター)。年末にこそ聴いてみたい。


2007/12/25(火) CDナビ トラバ(0)


トラックバック
【トラバURL】http://degicom.blog8.fc2.com/tb.php/1087-8e1f7ca4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
Page Top↑