たけしの誰でもピカソ

 堅苦しい芸術の枠を超え、あらゆるエンターテインメントの魅力を紹介する人気番組「たけしの誰でもピカソ」(テレビ東京系、金曜午後10時)。ミュージシャンも多数出演しているが、新春第1弾は、オジサン必見! 2週連続で日本のフォークを特集する。

 ゲストは、一昨年の「つま恋ライブ」で再結成し、健在ぶりを見せつけた、かぐや姫南こうせつ(58)&伊勢正三(56)に加え、イルカ(57)、女優の大和田美帆(24)。

 メーンMCのビートたけし(60)は世代から考えてフォーク好きかと思いきや、「昔は好きではなかったそうです。『神田川』とかを聞くと、若いころの自分の貧乏時代と重なってしまうらしい」(スタッフ)。それほどフォークは当時の若者の現実をリアルにとらえていたわけだ。

 逆に、世代的に場違いに見える大和田は「フォークは、お父さんの獏さんの影響で子供のころから聞いていて好き」(同)というのだから、面白い。

 第1週の11日の回では、伊勢が作詞作曲し、イルカが1975年に歌って大ヒットした「なごり雪」をめぐる秘話だけでなく、ギターを弾きながら即興で歌う、こうせつ一流の作曲法も紹介。たけしをモチーフに作ったオリジナル曲も披露する。

 初心者にもわかるよう、日本フォーク史を振り返るなど親切な内容だが、うれしいのはやはり、こうせつらによるライブ。「なごり雪」はもちろん、「妹」「マキシーのために」などに加え、注目はザ・フォーク・クルセダーズの名曲「イムジン河」。かつては“放送禁止歌”だったことが映画「パッチギ!」の題材にもなったほどだが、昭和は遠くなるばかり。

たけしの誰でもピカソ

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“理系甲子園”は青春ドラマだ

 サツ回りをしていた5年前の支局時代、おまわりさんと雑談をしていたら、「最近連絡をとっていないけど、NHKを見ていたら、大学生のセガレが『ロボコン』に出ていたんだよ」という自慢を聞かされたことがある。

 高専生や大学生が手作りのロボットを競い合うNHKなど主催のロボットコンテスト(通称・ロボコン)に出場するのは、高校球児が甲子園に出るくらいに大変なことなのだ。

 2003年には、長澤まさみ(20)主演で、その名も「ロボコン」という映画も作られ知名度も上がった。ロボコンが誕生して20年目。11月25日に全国大会が行われた高専ロボコンの模様を伝えるのが、NHK「ロボコン20年」(26日午後7時30分)だ。

 これまでは、ロボットの性能の高さを競ってきたが、今年はロボットが互いに旗を奪い合う「風林火山・ロボット騎馬戦」を実現した。ロボット同士が直接対決するのは、大会史上初めて。

 ロボットの敏捷(びんしょう)性や耐久性を高めるために、出場者の高専生が奮闘する過程は、まさに青春ドラマ。長澤が演じたような、ロボットにひかれる理系美少女を探すのも楽しい。

 日本のロボット技術の高さやモノづくりの面白さを教えてくれる番組。

 それにしても、あのおまわりさんの息子さんは今ごろ、すごいエンジニアになっているのだろうか。

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